時間預託制度と地域通貨とは
ボランティア活動の活性化に役立つとして注目されているのが「時間預託制度」と「地域通貨」です。
これは現在、新しい助け合いのシステムとして注目されていて「時間委託制度」や「地域通貨」を使ったボランティア活動は将来への備えの方法のひとつと考えられています。
「時間預託制度」と「地域通貨」とはどんなボランティア活動なのかちょっと紹介します。
まず自分がボランティア活動した時間や内容を点数化するなどして貯めておき、将来自分や家族に助けが必要になった時、その点数を使ってお世話を受けるというものが時間委託制度です。
ボランティアされる側もする側も点数が貯まると思えばお互いに気兼ねなく助け合えますね。
現在では、全国各地でこの時間預託制度を採用しています。
NPO法人NALCなどでは会員がボランティア活動を「時間数」は [預託点数」と時間預託手帳に記録し、その貯まった「預託点数」を引き出して、自分が困ったときに 使うことが出来ます。
例えば、遠く離れて親族や友達のために 地元拠点のナルクのネットに依頼して「遠距離介護」をすることも可能です。
このように、他の地域に引越したとしても新しい地域で同じように点数が使えるように、全国各地の団体とネットワークを結んでいるところもあります。
NPO法人NALC(http://www.nalc.jp/)
地域通貨は、地域内や仲間内だけで使われる通貨の事です。
互いに助けられ支え合うサービスや行為を、時間や点数、地域や仲間独自の紙券などに置き換え、これを通貨としてサービスやモノと交換して使われるシステムです。
この地域通貨は現在、日本全国に普及していてこれからも増え続けていくと思います。
また、地域通貨は地域の人々の意外な能力や才能を引き出す事が出来るうえに最近では少なくなった地域のひと同士の助け合いやコミニュケーションをより深める事も出来ます。
「時間預託制度」も「地域通貨」もまだまだ知らない人は多いと思いますが、これから益々ボランティア活動でとても重要になってくる物だと思われます。